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どんなに強固なセキュリティでも [セキュリティ]

どんなに強固なセキュリティでも、これをされたら無意味だという実例がまた一つ増えた。


Twitter大規模乗っ取り、ターゲットは130人、偽ツイートは45人(以下略)
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2007/18/news039.html

人数は少なめだが、被害は大きい。

Twitter社は一体どうやって損害を回復するのだろう。

覆水盆に返らずだが。


記事によると、ソーシャルエンジニアリングという人類の歴史と同じくらい長い歴史を持つハッキング方法が使われている。

コンピュータなど存在しなかった時代、力技が通用しない堅固に守られたモノを盗み出す唯一の方法だったソーシャルエンジニアリングは、コンピュータ全盛の現代でも最も有効な手段の一つである。

ここでソーシャルエンジニアリングとは何か想像出来ない人は、「スパイ」を思い浮かべると良い。

スパイで思い浮かべるものといえば大抵は映画や小説の話だと思うが。

コンピュータは人による人のための機械なので、こういった手段は非常に有効なのだ。


まあ・・・その内に全ての管理をコンピュータで行う時代が来れば、ソーシャルエンジニアリングなど不可能になるかもしれない。

が、そうした自動化は作った当時に想定し得なかった手法に対抗出来ないワケで。

結局穴だらけでも人が管理した方がまだマシ、という事になるかもしれない。



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Armのライセンス料値上げの理由? [雑談]


ソフトバンク子会社であるArmが、取引先に対してライセンス料の値上げを要求しているそうだ。

その値上げは最大で4倍にもなるという。

半導体設計メーカーのARMがライセンス料の4倍値上げを要求か
https://gigazine.net/news/20200716-arm-price/


ARMのライセンス料値上げは過去にも出たような記憶があるが、今回の最大4倍というのは驚いた。

そして同時に何故?と疑問にも思った。

もちろん私などにわかるはずもない。

だからGIGAZINEの記事を読んだ時にはスルーだった。


ところが今日、こんな記事を見つけたのだ。

ArmはなぜIoT事業を切り離すのか、表と裏から読み解く
https://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/2007/16/news043.html


この記事によると、現在のARMは利益率が極めて低いらしい。

そして一般に株式会社の利益率が低いと株主から文句が出るが、ARMの場合上場していないので問題ないのだという。

そう、今までのままならば、利益率が低くても何も問題が無かった。

ところが親会社のソフトバンクが、新型コロナのパンデミックの影響をモロに受けて会社が傾くほどの大赤字。

そこで手持ちの資産で現金化出来るものをかき集めているのだが、その中にARM売却も候補として含まれるという。

こうなるとARMの利益率の低さが仇となり、売れないか相当に安く買い叩かれる可能性があるのだ。

記事ではARMの利益率が低い理由を、開発費などへの投資によるものとしている。

将来の為に投資しているのだから、会社が存続出来るのならば利益は少なくていい、という図式が売却となると成り立たなくなるというわけだ。


そんなワケで、ARMのライセンス料値上げは会社の売却を見据えて利益率を確保する必要に迫られたから、と私は考える。

だがこんな事を客が簡単に受け入れるだろうか。

私ならばARM以外のCPUに切り替える。

まあ、ARMには業界からさっさとご退場してもらい、RISC-Vによる新しい世界が来ることを願う。



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