新型コロナウイルス:マスクによる感染予防で思う事 [雑談]
所謂“風邪”やインフルエンザといった類の「予防にマスクが有用」である、という話がある。
今や新型コロナウイルスの発生により世界中でマスクが不足している状況だが、このマスク不足は今回の騒ぎで大量発生した“普段マスクを買わない人が予防のために買っている”事が理由である。
私から見れば、普段感染症予防に関して無頓着な人がこんな時に限ってマスクなど買う事は“頭隠して尻隠さず”以外の何物でもないと思う。
そんなわけで以前より私はマスクの予防に対する有効性について疑問を持っているが、この件について理解しやすい説明が書かれた記事を見つけたので紹介したい。
ある医師がエンジニアに寄せた“コロナにまつわる現場の本音”
https://eetimes.jp/ee/articles/2003/25/news053.html
この記事のマスクに関する内容を要約すると以下の通りとなる。
1.マスクが有効という統計を取った時、マスクを付けている人達は普段から予防に対する生活習慣を持っていた。
2.比較対象であるマスクをしない人達は、普段から予防に対する生活習慣を持っていなかった。
3.実際に不特定多数に対するマスク着用の効果を調べると、有意な差が出なかった。
4.有意な差が出ないのは、普段から無頓着な人にマスクを着けさせても効果が無いから。
5.WHOはこの事に気付いており、無意味なマスク着用よりも明確に効果がある手洗いを推奨している。
6.結論としては普段から感染症に対する有意な生活習慣を持たない人には、マスクによる予防は効果が無い。
7.ただしウイルス感染した人がマスクを着用する事は、“感染の拡大抑止に効果がある”。
要は日頃の行いがものを言うのに、「マスク着用=予防」という公式だけが独り歩きしていると。
ちなみにこの“日頃の行い”というものは、簡単に習慣付けられるものではない。
手洗いの習慣も、こんな時になってその気になった人達が間違った事をして酷い手荒れになったケースが多く発生していると、先日ニュースで報道されていた。
荒れた皮膚から件のウイルスが入って来る事もあり得るのに、これでは意味が無い。
有用な情報も毒にしかならない事があるという好例である。
まあ、脳内に情報をコピー&ペーストしただけで行動を起こしてしまう“うっかりさん”は、どこにでも居るという事だ。
なお、この記事には他にも今回の騒動について有用な情報が多い。
特に、素人がこの件に関して、感染者の数と死者の数を数える事が如何に無意味かという事が、この記事を読めば理解出来る。
私は以前より今回の騒動を冷めた目で眺めていたが、現場からのこうした情報によってその思いはより確信に繋がる事になった。
現在出ている致死率の数字など、国や地域によって大幅に違うのに一律何%など出す事がデタラメも良いところだと理解しよう。
新型コロナウイルスを恐れるな、しかし油断もするな
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2020-02-19