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TourBoxというデバイスに一瞬だけ心を捕らわれる [ハードウェア]

「TourBox」実機レビュー(以下略
https://news.mynavi.jp/article/20200222-tourbox/

私はこれまでWindowz3.1の頃からWindowz用のCADソフトをいくつも試して来たが、Windowz用でキーボードとマウス以外のCAD用操作デバイスというものをほとんど知らない。(追記:そういやDOSの頃あったデジタイザは、Windowzになってもあっただろうか・・・今思い出したが測量用のCADで使うA1版の大きなデジタイザは見た記憶があるが、あれは紙の図面から座標を拾うだけのモノだったか)

一つ例外があるとすれば、それは“SpaceBall”という3D CAD用の“ジョイボール”みたいなコントローラーだけだ。

今回のネタになったこの記事に登場する「TourBox」は、そういう記憶を辿っても存在しなかったデバイスである。

・・・単に私が知らないか、過去に見かけた事を忘れているだけかもしれないが。


昔話になるが、私はかつてCAD用のワークステーションに付属する「ダイヤル式操作パネル」というもの?を使っていた事がある。

それは無骨な長方形の板にダイヤルが6個付いていて、これらの内3つがX軸、Y軸、Z軸の回転を担い、残りの三つの内二つが画面のX軸とY軸の平行移動を、最後の一つが拡大縮小(正確に言うとZ軸の移動か?)に使っていたという記憶がある。

このデバイスの操作感はとても秀逸で、3D CADでの設計が非常にやりやすかったし、もちろん2D CADモードでの製図にも抜群の操作感で仕事が捗ったものだ。

ちなみにその時使っていたCADは某自動車メーカーが社内で独自に開発していたモノで、UNIXのワークステーションで動くそれはアイコンからのコマンド入力も出来たが、仕事では基本全てキーボードからコマンド入力して作図するものだった。

これに慣れていた私はその後Windowz用のCADソフトをいくつも試したが、まったく違う操作感に違和感を覚えるだけで、画面上のアイコンをクリックしたり座標入力のダイアログボックスに数値を入れる事に対して拒絶反応が出たほどだ。

何をするにもアイコンクリックという無駄な操作が必要で、何をするにも操作の中断を強いられるそのUIは、何故こんなものしか出来ないのか理解に苦しむ。

生産性よりも初心者を教育する手間を省く事の方が重要だと言わんばかりの設計だ。

話が逸れたので元に戻すと、そういうデバイスすら無い市販のWindowz用CADに絶望していたところに、この記事を見つけた私は即座にかつて使っていたあの“6個ダイヤルの付いたデバイス”を思い出したというワケだ。

そして「TourBox」の写真を見ながら色々と使い勝手を想像したが、やはりこれはあくまで「お絵描き用」という認識に落ち着いた。


こうした物理デバイスが今まであまり無かった背景は理解出来る。

大概の事はマウスやキーボードで可能だし、初期導入コストを考えれば全てマウスとキーボードで操作が完結する方が消費者受けは良い。

それにスマートフォンの登場以降、タッチやジェスチャーといった操作も市民権を得て、JW CADなどでもそうだがマウスでもそういう操作が普通になりつつあるという事も知っている。

しかし今時のご時世を反映して記事には“タッチパネル操作どころか、深度カメラによるジェスチャー操作まで現実のもの”と書いてはいるが、正直なところ視界の一部を隠し、手応えが希薄で微妙なラグを伴うタッチ操作や、どこまでもあやふやな空中操作よりも、ラグが無くリアルタイムで物理的な反応が返って来るダイヤルやスイッチのデバイスによる操作の方が良いと私には思える。

それにマウスのジェスチャーもアイコンのクリックと同様に操作の中断を伴う事が無駄な時間を生んでいる、やはり右手でマウス、左手でキーボードからコマンドや数値入力の方が絶対に速い!


・・・確かに慣れの問題と言えばそうかもしれないし、昭和生まれの年寄りと平成生まれ以降の感性は違う、と言えばそれまでかもしれない。

だが過去と現在を知る身としては、作業効率という点においてどうしても物理的なデバイスの方が良いという結論しか出ない。

事実、文章の入力はあらゆる方法の中でキーボード入力が一番速い。

当然これはそれを可能にする技術が必要で、誰でも可能な事ではない。

だからそういう視点で見ると私の考えは古い、という事になるのかもしれないが・・・


まあそんな感じで写真だけ見て「おっ」と思ったのだが。

頭の中での想像と、その後記事を読んだ事でガッカリ。

もっとも、今更CADでバリバリ仕事をする事など無いから、それ以前に無意味なのだが。


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新型コロナウイルスを恐れるな、しかし油断もするな [雑談]


毎日うんざりするほど報道が多い、新型コロナウイルス関連ニュース。

それによると日本は世界で中国に次ぐ2番目に感染者が多い国だとか。

それはそうだ、中国国内で感染が広がった後の、今年一月だけで92万人以上も中国人が来ているのだから。

1月訪日外国人1.1%減、中国の訪日客は22.6%増の92万4800人
https://jp.reuters.com/article/japan-jan-inbound-idJPKBN20D0UP?il=0


ところで今回の騒動、「コロナウイルス」という言葉を知らない人がほとんどだと思う。

私もその一人だったが、調べるとごくありふれたウイルスであり、風邪の原因は10~15%がコロナウイルスによるものなのだそうだ。

現実に、新型コロナウイルスに感染すると風邪の諸症状が出る。

つまり感染防止の対策や治療法も一般の風邪に準じたものになるという事。


というワケで、やるべき事ははっきりしている。

何も恐れる事は無い。だが、油断もしてはならない。


新型コロナウイルス感染症の正しい理解のために - 日本医師会
http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20200217_1.pdf

新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)|厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/dengue_fever_qa_00001.html



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ST8000DM004を試すその2 [ハードディスク]


今回は先日書いた「SMRなハードディスク、ST8000DM004を試す」の続き。

バックアップは一応出来たが、やはり速度が気になるのでCMRのハードディスクと比較する。


テストに用いたのは以下の3台。

・ST8000DM004 Seagate SMR 8TB、2019年製造
・WD10EADS  WD GREEN 5400r.p.m. 1TB、2008年製造
・MD04ACA400 東芝 7200r.p.m. 4TB、2014年製造

以上の3台の内、下の2台は比較のために用意したCMRのハードディスクだ。

この3台でAMDなどのデバイスドライバ5種類(デバイスドライバは小さなファイルがとても多い)をRAMDISKに展開し、これをFASTCOPYで対象となるハードディスクにコピーする事で、コピーにかかった時間を比較する。

まずはそれぞれの性能をCristal Disk Markで計測。

cdm_hikaku.png

結果は見ての通り、ST8000DM004と比較すると12年も前のWD10EADSは同じ5400r.p.m.でありながらシーケンシャル書き込みで約半分、ランダムでは1/10に近い遅さだ。ただし、ST8000DM004のランダム書き込みの速さはキャッシュアルゴリズムが優れているからであり、実際にプラッタへの書き込みがこの通りの速さではない事に注意が必要である。

東芝のMD04ACA400は5年以上前の古い型ではあるが、さすがの7200r.p.m.。プラッタの記録密度が低い分シーケンシャルは若干遅いものの、高回転型らしくランダム読み込みは勝っている。

以上ベンチマークの結果を並べたが、これはあくまで参考であり、三台は大雑把にこんな感じで性能が違う、と思ってほしい。


次は実際にファイルコピーを行った場合の時間測定である。

結果は以下のスクリーンショットの通り。

test_fc.png

なんとシーケンシャルで約二倍、ランダムでも速度が上であるはずのST8000DM004が、12年前のWD10EADSと同じ1分06秒という結果になった。

もし比較対象が今新品で売っている5400r.p.m.のCMRなハードディスクならば、CMRなハードディスクの方が大差で勝つ事だろう。

一方MD04ACA400は半分以下の26秒でコピーが終わっている。古くて記録密度が低いプラッタであるにも関わらずこの成績なのは、やはり7200r.p.mは速いと言うしかない。


というワケで、買う前から予想されていたSMR書き込みのSeagate製 ST8000DM004 の弱点が、この実験で証明された。

また、Seagateのハードディスクは相変わらず信頼性が低いという結果が今年も出ており、ネット上では利用者の報告にも壊れやすいという話も出ている。

結論としてSeagateのST8000DM004は、信頼性を犠牲にしても問題ない使い方をするか、サイズの小さなファイルを大量に書き込むような使い方は避けるしかない、という事になる。

8TBという大容量のハードディスクは、多くが一般的なデータの倉庫として使われると思う。

細かいファイルはできるだけZip形式などでサイズの大きなファイルとしてまとめるなど、工夫をした方が精神衛生上良いかもしれない。

まあ出来る事なら、やはりSeagateのSMRは購入の候補から外した方が良いと、私は個人的に思った。


※Seagateのハードディスクは相変わらず信頼性が低い、という根拠は以下を参照。
HDD故障率のメーカー・モデル別統計データ2019年版、故障率が最も高かったのは?
https://gigazine.net/news/20200212-backblaze-hard-drive-stats-2019/


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かつて見た光景は繰り返される [CPU]

今年春に出る予定のIntel製デスクトップ向けCPU、Core i7 10700Kの情報がリークされたという。

Core i7 10700KのTurbo時最高周波数は5.30GHzとなる
https://northwood.blog.fc2.com/blog-entry-10145.html


驚く事に最高動作周波数が5.3Ghzとか。

すでにこの情報、昨年に“Core i9 10900K”の情報としてあったようだが私は見逃していた。

ただまあ、昨年出たCore i9 9900KSがそうであったように、“あくまで動作周波数の上限”であり、その周波数は短時間で落ちるものらしい。

改良が進んでいるとはいえ14nmプロセスでこれほど回るのだから、それが例え一瞬であっても大したものだと思う。


それにしても最近のIntel製CPUへの風当たりは厳しい。

過去に色々あった事も考えるとある意味当然の事かもしれないが、それにしてもどうかと思うレベルだ。

私はたとえZen2より性能が低いとしても、これほどIntel製CPUをダメ認定は出来ない。

それでもAMDが油断出来ないほどの高性能だからだ。


このような光景はかつてのAMDと重なる。

IntelがPentium 4を主力にしていた頃、AMDはAthlon 64で絶対性能と消費電力当たりの性能の両面で勝っていたが、その後IntelがCore 2アーキテクチャのCPUを出し始めると立場は逆転。

そうなる前にはAMDがかなり強気な価格設定でCPUを売っていた事もあって、散々叩かれていたように思う。


・・・まあ、これ以上は何も言うまい。



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SMRなハードディスク、ST8000DM004を試す [ハードディスク]

私はこれまで、従来型の記録方式(CMR)を使ったハードディスクに拘って利用して来た。

昨年もWD製の8TBハードディスクを買ったが、これもCMRだ。

しかし、Seagate製の8TBハードディスク“バラクーダ”は破格の13,800円とあまりに安い。

そこで安さに釣られて、ついに買ってしまった。

買ったモノの型番はST8000DM004。当然にSMRという記録方式だ。


ハードディスク購入後、私が最初に行う作業は全セクタへのゼロライト。

この作業は近年の大容量ハードディスクでは非常に多くの時間がかかるのでやりたくないのだが、慣らし運転と初期不良を発見する意味合いで時間に余裕があれば必ず行う事にしている。


ゼロライトは以前WD製“Data Lifeguard Diagnostic for Windows”を使っていたが、現在はTxBENCHを使用している。

そして作業するハードディスクをSATA-USBコンバータで接続し、ゼロライトを実行。

実行中は作業終了の時間が目安として表示されるが、実行直後は約11時間であった。

ST8_zw.png

しかし実際には、全セクタのゼロライトには14時間48分かかった。ハードディスクは周速度が速い外周から書き込まれて周速度の遅い内周へとヘッドが移動していくので、最初と最後で書き込み速度が大きく違うからだ。

このゼロライトの速度に関しては、8TBで5400r.p.m.のハードディスクとしては普通か?

まあ如何にSMRといえども同じ0のデータを書き続けるのだから、CMRのハードディスクと大きな違いが無いのも当然と言えば当然だと言える。


ゼロライトが終わると、次はNTFSでフォーマットして“Clistal Disk info”を使ってステータスの確認。

ここで不良セクタ等が発生していないか、確認をする。

結果はこんな感じでまったく問題無し。

ST8_CDI1.png

S.M.A.R.T. の情報は確実とは言えないが、とりあえずこれで一安心だ。


一安心したところで今回このハードディスクを買った目的を実行。

具体的には個人的なデータを保存している、WD製8TBのバックアップだ。

このWD製ハードディスクには現在約3TBのデータが書き込まれていて、ファイル数は約26万個。

ファイルサイズは小さなもので1KBにも満たないテキストファイルから、大きなものは10GBを超えるアーカイブファイルまで色々ある。

これを、いつもバックアップ時に使う“robocopy”コマンドでミラーリングコピーする。


なおrobocopyを実行している間は基本放置だが、気になるので時々コマンドプロンプト画面を眺めてみると以下の事がわかった。

・比較的大きなファイル(数百MB単位以上)は概ね150MB/s程度の書き込み速度を維持する。
・ファイルサイズが数MB以下の小さいファイルを連続して書き込むと、目に見えて速度が落ちる。
・1KB未満のファイルの書き込みに数秒~十数秒を要する事が度々起きる。
・1KB未満のファイルを複数書き込んだ後に、度々書き込み動作の停止が数秒~十数秒起きる。

ついでに音と発熱も見てみると

・基本的に音はかなり静か。ただ、たまに異常なヘッドの動きを想像させる異音を発するのが怖い。
・発熱は極めて少ない。(室温20℃前後で最高43℃)


という事で、サイズの小さなファイルの連続・不連続な書き込みが大量に発生すると、極端な速度低下が起きる事がはっきりした。

この事はSMR方式の書き込みについて知った時から予想出来た事であり、また各方面でもそれを証明する情報が多数出ていたが、今回の事で私自身も経験する事となった。

サイズの小さなファイルを多数書き込む事はCMR方式であってもかなり速度が落ちるものだが、SMRのそれは短時間ではあるものの書き込みが度々完全に停止している状態になる所が大きな違いだ。


以下、今回のバックアップに関連するデータ。

バックアップ開始時間:19:40
バックアップ終了時間:02:55 (robocopyのログによる)
バックアップに要した時間:7時間15分

書き込みファイル数:266,338
書き込みフォルダ数: 25,568
総書き込み容量  :3,191,096,180,736 バイト (約2.9TB)


つづく。

ST8000DM004を試すその2
https://17inch.blog.ss-blog.jp/2020-02-16


参考:過去私の書いたSMRに関する記事
https://17inch.blog.ss-blog.jp/search/?keyword=SMR


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新型肺炎の影響 [セキュリティ]


私がこれまでに知り得た情報によると、今回中国から始まった新型のコロナウイルスによる肺炎は、昨年11月には武漢市内で確認されていたらしい。

そして中国の当局はそれを隠蔽。北朝鮮は昨年のうちに中国からの入国を禁止していたそうな。

その後は今年に入ってこの病気が隠し切れなくなるまで中国国内の感染者は増え続け、また感染した中国人が世界中に移動する事によって見えない所で感染は拡大していった。

これに加えて世界中の様々な者達の様々な思惑によって各国の防疫が阻害されたり、国や地域ごとの対策がまちまちであったり不十分なところが非常に多い事から、もう今更何をしても、感染の拡大を防ぐ事は不可能な状況である。

SARSの時もそうだったが、時間と共に終息するのを待つしか無いという事だ。


そんなワケでこの問題、世界中の様々な場所でパニックを引き起こしている。

もちろん、パソコン業界も大打撃だ。

現在のパソコン業界は中国抜きに存在する事は出来ない。多くの部品製造や組み立て工程が中国に集中しているからだ。

またWindowz7の延長サポートの終了に伴うパソコン特需の影響なども重なってか、すでに各所でメモリ関係を中心に値上がりが始まっているようだ。

今後は中国国内の工場が操業停止で製品が作れない、またモノがあっても運べない、或いは運賃の高騰、等々、様々な理由が重なって、パソコンの部品は急激な値上がりが始まるかもしれない。

なのでこれからそういったモノが必要になる人は、早めに確保した方が良い。(私は先月中に、今後必要になる予定のものを粗方前倒しで購入した)


なおこの新型肺炎とは別に、毎年この季節に流行するインフルエンザがあるのだが。

今年はもうすでに数万人単位で死者が出ているらしい。

インフルエンザは毎年50万人前後、少なくとも十万人以上、多い時は100万人を超える死者が出る大変危険な病気だ。

それを考えると新型肺炎などかわいいものだが、命に関わる危険が高い病気である事に変わりはない。

個人で出来る防衛策は限られるが、国の対策はやらないよりはマシ程度であるので、出来る限り自己防衛に努める事が最善であると私は思う。


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EVに興味があるならこういう記事を読むべき [クルマ]


水素に未来はあるのか?
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2002/01/news007.html

実に冷静に、現実を見ている。

この記事を読んでそう思った。


盲目的なEV万歳記事やそういった個人の意見は無数にあるが、このように現実を見据えた意見はなかなか無い。

無知な連中が諸手を挙げて大歓迎するEV普及の妄想だが、実際にはウソがあまりに多い事に気付いている人は少ない。


もし本気で環境問題を考えていて、その延長線上にEVという選択肢があるというのなら。

その選択肢を現実的なモノとするために、もっと現実を見るべきだ。



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