もし“CNFET”によるCPUが本当に実用化されたら [CPU]
MIT、カーボンナノチューブ半導体で16bit RISC-Vプロセッサを作成
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1204468.html
アメリカのマサチューセッツ工科大学が、カーボンナノチューブによるトランジスタ“CNFET”を利用したRISC-VのCPUを開発したという。
現在は実用化のための研究を行っているらしいが、これが実用化されると現在主流のシリコン半導体を使ったトランジスタによるCPUよりも10倍高速で、エネルギー効率も10倍(つまり速度が同じなら1/10の電力で動き、同じ電力ならば10倍速く動作するってことか?)という事らしい。
まあCPUはトランジスタによるスイッチだけで構成されているわけではないし、用途によってはCNFETでは都合が悪い回路もあるだろう。
そういうところも含めて、デスクトップパソコンやサーバー用のCPUに応用されるまではかなり時間がかかるというか、そういう方面では出来ない、或いはやっぱり実用化は無理でした、なんて事も有り得るか。
なんにせよ研究者達は5年以内に実用化するつもりのようなので、5年後にどんな姿になっているか非常に楽しみである。