修理再生品のNASを買った [ハードディスク]
昨日NASの値段を色々調べていると、エレコムの法人向けNAS「NSB-5A4T1BL」が約2万円(表示は新品、他店は6万円以上が普通)という激安で売られているのを発見した。
売っていたのはアマゾンで、過去の経験から色々引っかかる所があるが購入してみた。
画像の価格は3万円ほどになっているが、私が買った時は約2万円だった。
そして今日品物が到着したので、梱包を解くと早速違和感が。
箱のラベルが2重に貼られていて、下になっているラベルの文字が透けて見える。
写真ではわかりにくいが、元々1TBモデルのラベルが貼られていたようだ。
貼られていたラベル。写真ではわかりにくいが、下に1TBモデルのラベルが貼られている。
あーこりゃもう再生品だな、と思って箱から出す前に分解する事を決意。(値段から半ば予想していた)
箱から出すと付属品等は新品が入っているが、本体は良く観察すると背面のファンに埃が付着していて、付着の具合から数ヶ月から1年程度は稼動していたモノであると推測された。
写真はファンを取り外して撮影。左が取り外した直後、右が清掃後のもの。
分解すると中身は再生品らしくきれいで、この手の中古品なら大抵あるはずの綿埃なども無い。
そして写真は撮っていないが、部品を固定するねじには赤いマジックペンでチェックマークを付けられていた。こういう所も再生品らしい。
CPUに取り付けられていたヒートシンクも、一度外した痕跡(サーマルパッドが一部剥がれている)が残る。
メイン基盤を見ると、安物NASではあり得ない高級感漂う作りである。
さすがは法人モデル。
NSB-5A4T1BLのメイン基盤。法人向けモデルは安物とは違う。
CPUはAL21200という型番で公表されている通りのものか。メインメモリはマイクロンのDDR3 2Gbit品が4個で1GB、これも公表通り。
そして一番気になっていたのはファームウェアの場所。安物はハードディスクにインストールするが、高級品は内蔵のフラッシュメモリにインストールしている。
そこでNAND Flashのチップを探すと「MX30UF4G18AB-XKI」が見付かった。これはMACRONIXという会社のSLC品で4Gbitの容量を持つチップだ。つまり512MBしか容量がない。容量は少ないが、NASに必要な機能のみで構成されたLinuxならばこれで十分なのだろう。
他に目立つ部品としてはEtronのUSB3.0ホストコントローラである「EJ188H」位か。
これは2011年頃から出回り始めた歴史あるチップで性能は良くないが、USB3.0の普及に大変貢献した割とメジャーなチップである。
というわけで。
中古再生品を新品と偽り売っていたのだからアマゾンには新品に交換させる事も可能だったと思うが、バラしてしまった以上、このまま使うつもりだ。
恐らくこれは保証期間内で故障したモノをメーカーで回収し、修理したものを放出したと思われる。なのでモノ的には信頼できるし、S.M.A.R.T.の情報を信じればハードディスクは新品なので良いかと思う。
S.M.A.R.T.の情報。電源投入回数は2回なので、恐らく新品だ。
まあ値段なりの買い物だったという事で納得しよう。
売っていたのはアマゾンで、過去の経験から色々引っかかる所があるが購入してみた。
画像の価格は3万円ほどになっているが、私が買った時は約2万円だった。
そして今日品物が到着したので、梱包を解くと早速違和感が。
箱のラベルが2重に貼られていて、下になっているラベルの文字が透けて見える。
写真ではわかりにくいが、元々1TBモデルのラベルが貼られていたようだ。
貼られていたラベル。写真ではわかりにくいが、下に1TBモデルのラベルが貼られている。
あーこりゃもう再生品だな、と思って箱から出す前に分解する事を決意。(値段から半ば予想していた)
箱から出すと付属品等は新品が入っているが、本体は良く観察すると背面のファンに埃が付着していて、付着の具合から数ヶ月から1年程度は稼動していたモノであると推測された。
写真はファンを取り外して撮影。左が取り外した直後、右が清掃後のもの。
分解すると中身は再生品らしくきれいで、この手の中古品なら大抵あるはずの綿埃なども無い。
そして写真は撮っていないが、部品を固定するねじには赤いマジックペンでチェックマークを付けられていた。こういう所も再生品らしい。
CPUに取り付けられていたヒートシンクも、一度外した痕跡(サーマルパッドが一部剥がれている)が残る。
メイン基盤を見ると、安物NASではあり得ない高級感漂う作りである。
さすがは法人モデル。
NSB-5A4T1BLのメイン基盤。法人向けモデルは安物とは違う。
CPUはAL21200という型番で公表されている通りのものか。メインメモリはマイクロンのDDR3 2Gbit品が4個で1GB、これも公表通り。
そして一番気になっていたのはファームウェアの場所。安物はハードディスクにインストールするが、高級品は内蔵のフラッシュメモリにインストールしている。
そこでNAND Flashのチップを探すと「MX30UF4G18AB-XKI」が見付かった。これはMACRONIXという会社のSLC品で4Gbitの容量を持つチップだ。つまり512MBしか容量がない。容量は少ないが、NASに必要な機能のみで構成されたLinuxならばこれで十分なのだろう。
他に目立つ部品としてはEtronのUSB3.0ホストコントローラである「EJ188H」位か。
これは2011年頃から出回り始めた歴史あるチップで性能は良くないが、USB3.0の普及に大変貢献した割とメジャーなチップである。
というわけで。
中古再生品を新品と偽り売っていたのだからアマゾンには新品に交換させる事も可能だったと思うが、バラしてしまった以上、このまま使うつもりだ。
恐らくこれは保証期間内で故障したモノをメーカーで回収し、修理したものを放出したと思われる。なのでモノ的には信頼できるし、S.M.A.R.T.の情報を信じればハードディスクは新品なので良いかと思う。
S.M.A.R.T.の情報。電源投入回数は2回なので、恐らく新品だ。
まあ値段なりの買い物だったという事で納得しよう。