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本当に25時間も動くのか [ハードウェア]


レノボ、Snapdragon 850搭載で25時間駆動のWindows PC「Yoga C630」を年内に国内投入
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1146315.html


Arm系CPUのWindowzパソコンが新しく出た。

“25時間駆動”というカンバンを背負って。


昨今のWindowz系ノートパソコンは一部の省電力機種でかなり省電力化が進んでいるが、それでもCPUの消費電力は全体の1/3以下であると記憶している。(ちなみに平均消費電力が最も大きいのが液晶ディスプレイである事は、ノートPCもスマートフォンも同様である。)

それを考えるといきなりx86系CPUのWindowzパソコンの2倍以上という動作時間に疑問がある。


考えられるのはパソコンを操作していない時間も含めての駆動時間という事。
なので実際にベンチマークを行えばx86系の機種とそんなに大差無いのではないか。

そんな風に思った。


それからパフォーマンスの問題もある。
Windowzは重いOSだ。
一般にスマートフォン等に使われるArm系CPUをそのまま使うと、省電力を重視した使い方ではかなり動作が重く、かといってCPUの能力を100%引き出すような使い方では性能の上昇と引き換えにしても割が合わない消費電力の増大があるはず。

この辺りのさじ加減によっては、軽いアプリケーションでは問題がなくとも、重いアプリケーションでは使い物にならない、という事も考えられる。

とはいえ、Windowzの仕様自体が省電力重視に振ってあればまた話が変わってくる。

x86向けのWindowzと比べ、Arm系のWindowzは軽く作られている事は十分に考えられる。


なんにせよ、25時間駆動というのは誇大広告である可能性が高いと私は思う。


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