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24inch WQHD(2560x1440)、広色域の激安ディスプレイ [ハードウェア]


私は現在、2nd PCにDELLの22inch液晶ディスプレイ「2209WA」を接続している。
買った当時は安価ながらIPS方式の液晶パネルを用いた高性能ディスプレイとして評価が高かったのだが、購入してからすでに8年以上使用している現在、性能の劣化を感じるようになった。

IPSで3万円切りはオキテ破り!?――デルの22型ワイド液晶「2209WA」に迫る
http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0906/25/news034.html


そこで24インチ程度で手頃な価格のディスプレイを探していたところ、こんなモノを見つけた。

PHILIPS 246E8FJAB/11
https://www.philips.co.jp/c-p/246E8FJAB_11/qhd-lcd-monitor-with-ultra-wide-color


PHILIPSの同じ“246E”型番にはFull HDの安価な機種が存在するが、これは頭に付く型番は同じ“246E”ながらWQHDかつ広色域の機種である。(パネルの方式はどちらもIPS)

246E8FJAB/11に興味を持った理由の一つはWQHD(2560x1440)という解像度である。
今まで私はWQHDのディスプレイを所有した事が無い。現在メインで使っているディスプレイは24inchのWUXGA(1920x1200)からいきなり43inchの4K(3840x2160)になったので、その中間はどうなのかという事を知らないからだ。
またWindowz10の時代になりつつある現在、同じ画面サイズでも高解像度の志向が強くなりつつある事も選択肢として必要と感じる要素になっている。

色域については、表示色数が約1677万色と8bitパネルを使用していると思われるにも関わらず、NTSC 119%、sRGB 133%という表現力は一体どうやって可能としたものなのか。(液晶のコントロールチップとカラーフィルタの違いだけで可能?)一般に広色域ディスプレイは10bitパネルが使われるので単純にそういうものだと思っていたのだが、私の常識が間違っていたという事か。
いずれにせよ表現できる色の範囲は広いに越したことはない。同じ色域ならば10bitパネルよりも階調表現が粗くなる事は間違いないが、それでも濃い色がちゃんと濃く映るという事はそれだけで価値がある。

そして色とは別に液晶ディスプレイの重要な性能の一つ、応答時間がGTGの場合4msとIPSにしては優秀。2209WAが6msなので違いは少なく思えるが、この差が実際に画面を見た時にどう映るかが問題だ。
この応答時間は液晶シャッターの反応速度で決まるため、この数字が小さいほど動きの速い動画、或いは文書作成時などのスクロール時に文字が、ブレにくく見やすくなるというメリットがある。
私が買い替えを決断した要素の一つで、これは目の疲労にも関わる重要な要素として認識している。

さらにもう一つ、パソコンから信号が出て画面に反映されるまでの遅延の問題があるが、246E8FJAB/11は遅延の少なさも謳っているところが高ポイントである。液晶ディスプレイは構造上絶対に避け得ない遅延問題があるが、これは一般にシューティング系ゲームでの影響が大きい事が一般に言われている。だがゲーム以外のアプリケーションソフトウェアでもスクロール時の視認性・操作性等が良好になる事は間違い無く、目に優しかったり肩凝りの軽減にもなる「可能性」を秘めたものである事は容易に想像できる。
ただし遅延に関してはDisplayPort接続時の話として出ているため、DVIやHDMIでは遅延が大きいのかもしれない。この辺りも実際に使って比較しなければわからないだろう。

最後にオマケでFreeSyncに対応というのが面白い。
246E8FJAB/11はいわゆる「ゲーミングモニタ」と呼ばれる類の商品ではない。
にも関わらずFreeSyncに対応するのは何故なのだろうか。
私にはほぼ無関係の機能であるが、まあ付いているのならそれはそれで問題は無い。


というワケで、2ndPC用に長年使い続けて来たDELLの22inchディスプレイ「2209WA」の代わりにこれが良い、という事で購入する事を決めた。

ちなみに価格は「2209WA」を買った時ととほぼ同じ、約2万円である。
性能の割りにかなりの激安だが、これも時代の流れというものか。

導入したら簡単な感想でも書こうかと思っている。



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