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中国製品が如何に危険かというお話 [セキュリティ]

世界中の消費者はこの事実を心に刻むべし
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-09-1

私は昨日こんな記事を書いたが、今回はその続き。

中国政府と中国人民解放軍が主導して、さらに中国系企業や中国資本の入った他国の企業を巻き込んでハッキングが繰り返されている事は、かなり以前から言われている事であり、以前は中国との関係を保つ為に表面上はあまり問題にしなかったアメリカも、現在ではオバマ前大統領とは違う考え方のトランプ大統領の考えもあってその事実を公式に認めるようになっている。

「中国はトランプ大統領の排除を画策している」ペンス米副大統領
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/10/post-11065.php


こうした背景の中、アメリカの「Bloomberg」という企業が、AppleやAmazon“も”利用するサーバーの基幹部品であるマザーボードに“人民解放軍によってデータを盗むチップが仕込まれている”という報道がなされ、世界中でちょっとした騒動になっている。


(前略)人民解放軍の実働部隊にデータを盗むチップを仕込まれた(以下略)
https://gigazine.net/news/20181005-apple-amazon-supermicro-hack/


この報道に対しAppleとAmazon、そして標的となったマザーボードのメーカーであるSupermicro(いずれもアメリカの企業)は即座にその報道を否定。また、専門家などからもそのような事は不可能であるとか、この報道を否定する声が相次いだ。

ここまでの情報を元に私が思う事は、もしこれが事実だとしてもAppleやAmazonは否定をするだろうという事。何故なら認めてしまえば中国からの報復が必ずあるからで、それによる不利益を回避するためには絶対に認めてはならない事だからだ。

だから、事実だとしても彼らは内々に処理して闇に葬るという道を選ぶだろう。

そして今の所はこの件が事実であるという証拠は出ていない事から、中国にはそれをする動機がある、という根拠からの推測しか出来る事はない。


そしてこの件が発端となって、いくつかの情報が出てくる事になる。

中国軍がSupermicro製マザーボードにスパイ・チップを製造段階で仕込んだ(以下略)
https://gigazine.net/news/20181010-supermicro-motherboard-attack/

AIやX線を使ってマザーボードに仕込まれたスパイチップを見破るシステム
https://gigazine.net/news/20181010-spotted-secret-chinese-chip/


この二つの情報から、“そもそもそんな方法でハッキングなど出来ない”、或いは“もし仕込まれていたとしても発見など出来ない”、という意見は否定された。


それから今日のGIGAZINEによるこの件に関する最新の記事だ。

「サーバー用マザーボードへのスパイチップ埋め込み」に専門家から疑問の声(略
https://gigazine.net/news/20181010-supermicro-bloomberg/


前半はこの件を否定するための専門家の意見が書かれている。

内容を読むとそれは尤もだ、と思える内容だが、同時に中国からの横槍を感じさせる内容にも思える。要は中国の差し金で否定する意見を言う学者や専門家が大勢居る可能性が高い、というか存在しないと言う方が不自然だ。

この事を考えていると、以前私がバイドゥの「Simeji」に関する記事を書いたらSo-netに削除(記事自体は下書きとして残ったが)された件を思い出した。

私がSimejiに関して書いた記事
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=Simeji

私がバイドゥに関して書いた記事
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/search/?keyword=%E7%99%BE%E5%BA%A6

このように中国は都合の悪い情報を片っ端から消しにかかるという行動を、他に類を見ない必死さで行う。この事は中国国内でインターネット内の情報が検閲されている事実からも、証拠が無いとしても世界中で同様の工作が行われている事は確実である。


一方後半には騒動の元となった記事を書いた米Bloombergから、新たな証拠が見付かったという記事が出ている事が書かれていた。

以下、GIGAZINEの記事からの引用

情報によれば、「悪意あるチップ」の埋め込みは中国の諜報機関からの依頼を受けて製造業者がSupermicro製マザーボードに行ったもの。2018年8月、USテレコムが当該チップを発見して除去を行っており、「Supermicroも被害者の1つで、他にも中国で製造が行われている他のベンダーの機器にも同様のことが行われている」そうです。

この記事に対する中国の反応は、中国自身も被害者であるというもの。

犯罪を行った者が責任を回避する常套句だ。


最後に、こうした中国製品のハード・ソフトに埋め込まれた、バックドアや情報搾取の問題は企業や社会インフラに対する直接的な攻撃手段としてだけではなく、民生品、主に家電やスマートフォン等でも広く見付かっていて、適当なキーワードでWeb検索を行えばいくらでも情報が出てくる。

当然こうした情報の中には明らかなガセも多く含まれると思う。

だがその一部だけでも本当ならば、それは氷山の一角と見るべきだ。

中国製品には安くて優れた製品が少なくない事は事実だが、同時にこうした問題も考えて、何を買うか、買ったとしてどういう事に注意すべきか、よく考えるべきだと私は思う。



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世界中の消費者はこの事実を心に刻むべし [セキュリティ]

私は過去、度々パソコンに関する中国企業や中国共産党の影響についてここに書いた。

これを読んだ多くの人はバカのたわごとだと思っただろうし、だからどうした、くらいにしか思わない人も多かったと思う。

だが、そういう無関心はやめるべきだ。

中国の「劇的ITイノベーション」が本当はとても怖い理由
https://diamond.jp/articles/-/181535

この記事を読んで、中国企業が売っているIT関連商品に対する評価が上がる人が居るのだろうか。

共産党の監視下、中国共産党の利益になるならなんでもアリという方針の下製造される製品、或いは提供されるサービスが、自分達の生活にどのような影響を及ぼすか、考えない人はかなりの無神経さと自己厨であると言わざるを得ない。


ただ、だからといってそういった製品やサービスを全て排除する事は不可能だ。

だったら自分に何が出来るのか、真剣に考えればいい。

私はなにも、中国製品の不買運動がしたいわけではないのだ。


買うにしても、何を選び、どういった使い方をするのか、そして何に注意すべきなのか。

当然、必要が無ければ中国製品を選ぶ選択肢を最初から消すべきだ。

だが、それが出来ない場合の事を考える事が重要なのである。


中国製品が如何に危険かというお話
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-10


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Windows10 October 2018 update(RS5)でファイルが消えた話 [OS]


ここ数日はWindows10 October 2018 update(以下RS5)の不具合の情報を調べ続ける毎日が続いている。

私の場合RS5にする事でいくつかの問題が出たが、自力で簡単に解決出来る範疇で問題にならなかった、と昨日まで思っていた。

これまで14台のパソコンをRS5にアップデートしたのだが、その全てがそうであるはずだった。


しかし、今朝9時過ぎに鳴った電話が、「RS5でトラブルなし」が私の思い込みだった事を告げた。

電話の主は土曜日にアップデートしたパソコンの持ち主で、今朝仕事に使おうと思ったら、デスクトップ上のフォルダショートカットの先にあるはずのファイルが全て消えている、という報告だった。

私はアップデート後にファイルが消えていないか、簡単にチェックはしていたが、所有者にしか解り得ない事までチェックは出来ないし、他人のパソコンの全てを把握しているわけでもない。かといって中身を覗き見するような行為もやってはいけないわけで、こういう事態が起きる事を想定してはいた。

そしてそれは実際に起きてしまったワケだ。


もちろんこんな事もあろうかとバックアップはしっかり取ってあったので、すぐに彼の事務所まで出向き、事の次第を説明してから復旧作業を始めた。

作業内容は彼の事務所にバックアップ用に設置しているファイルサーバーからデータをコピーするだけ。

と、その前に彼と二人で、消えたというファイルやフォルダの確認をしている時にふと思いついた私は、普段そのパソコンでは利用していない“Documents”フォルダを開いてみたのだ。

するとあった。消えたはずのファイルとフォルダの全てが。


件のパソコンは、SSDをC Drive、HDDをD Driveとし、D Driveにユーザーフォルダを作成してそこにDesktopやDocumentsフォルダなどを置いている。そして利用者はDocumentsフォルダを使わず、ユーザーフォルダ直下へ書類ごとに整理したフォルダ群を置き、そこで仕事に使っている書類の全てを管理していた。

デスクトップ上のショートカットはそのフォルダ群に対して使用頻度が高いものをショートカットにして置く事で使いやすくしているという状態だったが、今朝ショートカットをクリックするとそれらが全て使えなくなっていて、ユーザーフォルダを見るとあるはずのファイルやフォルダが消えていた、というワケだ。

そして私がそれらを発見した事で、今回のファイル消失事件は解決。

本来ある場所に戻して作業は終了した。


というワケで、RS5にアップデート後、バックアップが存在せず不幸にもファイルが消えてしまった人は、慌てずにまずはファイルやフォルダ名をエクスプローラーから検索してみるなどして探してみると良いかもしれない。

運良く消えずに移動されただけならば、恐らく見付かる事だろう。


それにしても、ユーザーフォルダ内の一部のファイルやフォルダはそのまま残っているのに、それら以外が勝手に移動させられる(或いは消えてしまう)、などという事がどうして起きるのか。

二重の意味で私には理解不能である。



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Windows10 October 2018 Update(RS5) は不具合だらけ [OS]

昨日、私はこんな記事を書いた。

速報!Windows10 October 2018 update(RS5)が危険すぎてM$に引っ込められる
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-06-2

その後色々と調べていると、インストールに成功した場合でも多くの不具合が報告されている事がわかった。


「windows10 october 2018 update 不具合」の検索

あひる先生で検索

グーグル先生で検索


不具合の内容は多岐に渡り、ここで例を挙げると「ネットワークに接続できない」等の、特定のハードウェアに関する不具合が多い。また、ソフトウェアの互換性問題もいくつか見られ、さらに設定の一部(というか人によっては大部分)が元に戻される事で様々な障害が発生するなど、前回の“April 2018 Update(RS4)”の時に負けず劣らずのようである。

ソフトウェアやハードウェアの開発者等のようにどうしても最新の環境が必要な場合を省き、事前にインストールイメージを入手してこれからアップデートしよう、などと思っていた方はインストールを一時中断する事が最善の選択だが、どうしても挑戦したい人は事前にバックアップ等十分な対策を取ったうえで作業して欲しいと思う。

また、既にインストール済みで不具合が出ている場合、パソコンメーカーなどからも不具合に関する情報が出ているようなので、そちらを当たってみると良いかもしれない。


私の場合、幸いな事にトラブルらしいトラブルも無く、不具合で困るような事態にもなっていない。

多くのケースが私と同じだとは思うが、Windowzはいつ当たりを引くかわからない“闇鍋”状態なわけで、今まで一度も困った経験が無い人でも、警戒する事をお勧めする。


追記。

「Windows Defender セキュリティーセンター」から「新たに開始」を実行すると、Windows 10, version 1809に標準搭載されていないすべてのアプリが削除されます。
http://azby.fmworld.net/support/win/10/update1809/attention/at0104.html

以前もこんな問題があったような記憶があるが、恐ろしい。
元に戻せなくなった人はどうするのだろうか。


※ファイルが消えた人はこちらも参照

Windows10 October 2018 update(RS5)でファイルが消えた話 
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-09


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速報!Windows10 October 2018 update(RS5)が危険すぎてM$に引っ込められる [OS]

今日?、つい先日公開されたばかりのWindows10 October 2018 update(以降RS5)が、Micro$oft社自身によって公開を取りやめになったそうだ。

理由は「アップデートすると勝手にユーザーファイルが消される事があるという不具合」のため。

実を言うと、今日までに私自身のパソコンを含めて14台、RS5にアップデートするという作業をしている。

この14台全てでファイル消失という惨事に遭うことは無かったのだが、それにしても期待を裏切ってくれないMicro$oft、そしてWindowz10である。

今までもWindowz10にまつわる同様のトラブルはあったが、今回はバックアップを取っていない限り復旧は不可能という事で、運悪くこの問題に引っかかった人はご愁傷様としか言い様が無い。


さて、これからM$はRS5をどうするのだろうか。

そういえばRS4も一度出したか出さないかの時点で引っ込めていたような。

回を重ねるごと品質が落ちていくMicro$oftのWindowz。

Appleも同様の問題を抱えていたが、品質重視の方向へ舵を切りなおしたらしい。
M$もそうなって欲しいと思うのだが。
もちろん、舵を切っただけではなく、実態もそれに順ずるものでなければならない事は言うまでもない。

とりあえず、Windowz10について、今後は今まで以上の警戒が必要だと心に刻もう。


Windows10 RS5 が公開される
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-03

2nd PCにRS5を入れてみた
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-03-1


October 2018 update 勝手に削除 (アヒル先生の検索結果)
https://duckduckgo.com/?q=October+2018+update+%E5%8B%9D%E6%89%8B%E3%81%AB%E5%89%8A%E9%99%A4&ia=web


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ハラホロヒレハレ [雑談]

ハラホロヒレハレ

何かよくわからないが、記憶にこびりついた垢のようなその言葉が、ふと思い浮かんだ。

ネットで調べると某何某のギャグが元だとか。


この言葉の、「ハラホロ」という部分は、木の葉の舞い落ちる不規則な、それでいて意思を持つかのような、もがき苦しみながらも翻弄される人間の様を想起させる。

そして「ヒレハレ」。

「ヒレ」の部分は「ハラホロ」と「ハレ」を接続するための接続詞で、「ハレ」はドイツ語であり、英語で言うホール。日本語では「広間」であるが、「ハラホロ」と舞い落ちる人間の行く先は“死”であるという私的解釈から、“霊廟”或いはその前の段階で使われる“斎場”というイメージにつながる。

要は自力で這い上がれないヤツは死あるのみ。

そういうコトである。

そういや昔読んだマンガにフェルトヘルンハレという名前があった。

アレも元ネタはドイツにある霊廟だとか。今は街の名として通っているのか。(ちょっと調べた)

私自身リアルでそういう体験があるだけに、作り話であるにも関わらず妙なリアリティのある作品だった。


まあ、そういうのも「ハラホロヒレハレ」の本来持つ、いや、元がギャグなのだから意味付けするのはそれを受け取った側なのだろうが、ほとんどの人が脳裏に描くモノとはずいぶん違うモノしか、私には得られない理由なのかもしれない。




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自動運転どころかハイブリッドでコレだ [クルマ]


“走るパソコン”と言える、コンピュータ制御がクルマの多くの機能を支配する現在の自動車。

中にはスマートフォンかよ!と思える「Android搭載自動車」なんていうのまで出てくる始末。


そんな中、トヨタのハイブリッド車約243万台にリコールがかかった。


トヨタが世界で243万台リコール、HVシステム制御プログラム不適切
https://jp.reuters.com/article/toyota-recall-idJPKCN1MF0DO


ハイブリッド自動車の動力関係はコンピュータ制御され、プログラムに不備があれば燃料や電池の蓄電量が十分でも走る事が出来ない、という状況になり得る。

今回リコールの対象となった問題は、制御プログラムが不適切(つまりバグ持ち)なため、最悪の場合走行できなくなる可能性があるらしい。


自動運転よりはるかに単純なハイブリッドのプログラムでコレだ。

しかもこの問題は過去のリコールによる改善措置(2014年と2015年にそれぞれ違う車種で、問題の内容は今回と同様)が行われた車両でも起きる。

まるでWindowzのようではないか。


こんな調子でコンピュータ化が進む自動車の安全性は担保出来るのだろうか?

ましてこれからは自動運転やネットワーク接続など、さらなる不安要素が激増するのだ。

自動車関連のプログラム開発は要求されるモノが違うから難易度が高いだろうし、肥大化したシステムはプログラムの量も増えて、ただでさえピンキリのプログラマが大勢でプログラムを書く必要性が出てくるわけで、現場は相当なカオスになっているに違いないと想像するが、実際はどうなのだろう。(プログラムを外注に出したら外注先がさらに外注に出していた、なんてコトもあるくらいなのだが、そうなったらさらに危いコトになりそう)


・・・まあ、これからどうなるのか、酒でも飲みながらコトの成り行きを眺めていこうじゃないか。



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自動運転自動車の未来を考える [クルマ]

今日、こんな記事を見つけた。


自動運転車の事故を予感させる千葉の交通事故
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/54288?utm_source=editor&utm_medium=mail&utm_campaign=link&utm_content=top

見出しだけ読んでまた自動運転自動車の事故か?

と思って件の千葉県で起きたと言う事故について調べると、ほとんど情報が無い。

ネタ元と思われる記事は産経新聞のWeb記事で、それ以外の情報はほとんどが産経の記事からの引用であるようだった。

事故後に車が急発進 はねられ28歳男性死亡 千葉・印西
https://www.sankei.com/affairs/news/180929/afr1809290012-n1.html


まあ、自動運転のシステムがなんらかの原因で誤動作、というのは有り得ると思う。

しかしこの事故については事故を起したクルマの車種と、停車時の状況に対する情報がゼロなので、自動運転どころかEVとかハイブリッドなのかもわからないし、事故後の状況等一切不明である。

もし自動運転が誤動作したとしたら、最近のクルマは自動駐車機能が付いた車種があるので、それが誤動作した、という可能性はある。

しかし自動運転の機能がまったくない車種でも、運転者がメインスイッチを切らずに車外へ降りた場合にこのような事故は起こり得る。

事故原因に関わる情報が一切無い以上こうした想像しか出来ないので、事故原因は不明、としか言いようが無い。

それ以前に伊東氏の記事を読むと、事故を起したクルマが自動運転自動車という前提を元に書いているわけではない事がわかる。

将来来るであろう、自動運転が当たり前の世界では、この手の事故がきっと起こるだろうという予測の元、自動運転自動車が事故を起した場合の責任の所在についてや、このようなリスクへの対応を自動車メーカーやその他関係各所(自動車業界全体と国や役所など)がしっかり考え、準備が必要であるという事が書かれているのだ。


自動運転自動車の自動運転システムは、単純に自動車を安全に走らせる機能だけが充実していればOKというわけではない。

運転手が乗車していない状態でも勝手に走らせられる事が問題で、これへの対処が必要不可欠だ。

また、伊東氏の記事に書かれている通り、システムの故障が原因で誤動作した結果の事故による、損害に対する責任の所在を明確にしておく必要もある。

今回の記事のきっかけになった千葉県での事故が、もし自動運転の誤動作によるものだとしたら、現行の法では運転者か所有者に責任があるという事になると思う。だがシステムそのものに欠陥がある場合、運転者か所有者のみが責任を負うのは話がおかしいと思う。
そして、自動車を製造した会社に責任があるとしても、自動運転システムのコンピュータプログラムが外注だった場合、外注先のプログラム開発会社の責任はどうなるのか、とか、システムの目であり神経である各種センサーやセンサーからの信号を伝える配線網に使われる部品に問題があったとする場合、当然そのような部品も外注なので、そうした部品を製造する会社の責任はどうなるのか、という、責任の所在が複雑になる可能性もある。

さらにマルウェアに感染していた場合はどうなるのか、など、この問題は考え出したらキリが無い。


伊東氏の記事には、最後にこのような一文がある。


 “バラ色の夢の未来を考えるのと同時に、リスクとそれへの備えを、産業としてきちんと考え、早期から準備を進めることが重要だと思います。”


私もまったくその通りだと思うし、一般の消費者もこの問題に対する意識を持って国や業界に影響を与えるようになるべきだと思う。

そうでなければ、スマートフォンやIoT関係の各種デバイスのように、買う側が無知であるが故に売ったもの勝ちになり、問題への対処すら不十分なまま消費者が食い物にされるのが当たり前になるだろう。


参考:

テスラ・日産・ボルボ・GMの半自動運転システムの性能をコンシューマー・レポートが評価、求められる安全性とは?
https://gigazine.net/news/20181005-consumer-reports-automated-driving-systems-test/


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本当に25時間も動くのか [ハードウェア]


レノボ、Snapdragon 850搭載で25時間駆動のWindows PC「Yoga C630」を年内に国内投入
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1146315.html


Arm系CPUのWindowzパソコンが新しく出た。

“25時間駆動”というカンバンを背負って。


昨今のWindowz系ノートパソコンは一部の省電力機種でかなり省電力化が進んでいるが、それでもCPUの消費電力は全体の1/3以下であると記憶している。(ちなみに平均消費電力が最も大きいのが液晶ディスプレイである事は、ノートPCもスマートフォンも同様である。)

それを考えるといきなりx86系CPUのWindowzパソコンの2倍以上という動作時間に疑問がある。


考えられるのはパソコンを操作していない時間も含めての駆動時間という事。
なので実際にベンチマークを行えばx86系の機種とそんなに大差無いのではないか。

そんな風に思った。


それからパフォーマンスの問題もある。
Windowzは重いOSだ。
一般にスマートフォン等に使われるArm系CPUをそのまま使うと、省電力を重視した使い方ではかなり動作が重く、かといってCPUの能力を100%引き出すような使い方では性能の上昇と引き換えにしても割が合わない消費電力の増大があるはず。

この辺りのさじ加減によっては、軽いアプリケーションでは問題がなくとも、重いアプリケーションでは使い物にならない、という事も考えられる。

とはいえ、Windowzの仕様自体が省電力重視に振ってあればまた話が変わってくる。

x86向けのWindowzと比べ、Arm系のWindowzは軽く作られている事は十分に考えられる。


なんにせよ、25時間駆動というのは誇大広告である可能性が高いと私は思う。


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2nd PCにRS5を入れてみた [OS]

rs5_01.png

※10/07追記
現在Windows10 October 2018 update (RS5) は、インストールするとユーザーフォルダのファイルが消える場合があるという問題によって、公開停止されています。よってダウンロード等一切出来ません。

速報!Windows10 October 2018 update(RS5)が危険すぎてM$に引っ込められる
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-06-2

今までRS4で使っていた2nd PCに、RS5を入れてみた。
インストール自体はまったく問題なく終了。

インストールが終わったら、まずは私が設定したものがデフォルトに戻されているかチェック。

プライバシー(元は全部オフ)
・カメラ
・通知
・アカウント情報
・連絡先
・カレンダー
・通話履歴
・メール
・タスク
・メッセージング
・無線
・アプリの診断
・ドキュメント
・ピクチャ
・ビデオ
・ファイルシステム

プライバシーについては、以上の項目が元に戻されていた。


システム

高速スタートアップはいつも元に戻されていたが、今回は無効のまま変更されなかった。
他の設定はどうしていたか忘れていたが、気になった項目をオフに変更した。

通知とアクション(全てオフ)
・ロック画面に通知を表示する
・ロック画面にリマインダーとVoIPの着信を表示する
・アプリやその他の送信者からの通知を取得する

集中モード(アラームのみにする)
ストレージセンサー(オフにする)
デスクトップモード(デスクトップモードを使用・確認せず、切り替えも行わない)


更新とセキュリティ
→配信の最適化
・他のPCからダウンロードを許可するがオンになっているのをオフにした。


個人用設定

「ロック画面にトリビアやヒントを表示する」をオフにしていたが、ここも変更なし。


ファイル共有の設定
2nd PCはパスワードの設定を行っていないので、パスワード保護共有を無効にしている。
ここも毎回有効に戻されるので、今回も無効に設定しなおした。


システムフォント

Yu Gothik UIが見辛いのでメイリオにしていたが、ここも毎回元に戻される。
今回も戻されていたのでメイリオに変更。


その他は「w10custom」というツールで一通り設定変更(各項目のチェックボックスをON)していたが、以下の項目のチェックが外れていたのでそれらもデフォルトに戻されたのだろう。当然これらも設定しなおした。

・プライバシータブの「Cortanaの実行を許可しない」
・サービスタブの項目全て
・タスクタブのおすすめ設定で設定される項目全て
・ネットワークタブのおすすめ設定で設定される項目全て
・Windows updateタブの更新プログラム関連設定二つ

rs5_03.png
https://www.pseudo-hacks.com/w10custom


さらに「Spybot Anti-Beacon」の設定もやりなおし。
毎回いくつかの項目が元に戻されるからで、今回も例外なく戻されていた。

sb_ab_01.png

sb_ab_02.png

Spybot Anti-Beacon
https://www.safer-networking.org/products/spybot-anti-beacon/


後はブラウザやテキストエディタ等、普段利用するアプリケーションを一通り起動してみたところ、画像ファイルの閲覧に利用している「Susie」への関連付けが外されていた。そこで面倒だが、bmp/jpg/pngの関連付けをSusieに戻した。

他に問題が出たのは「Microsoft Store」に接続出来ない事だが、これは利用する機会が無いのでこれも問題ない。

rs5_02.png


以上、簡単にRS5の動作確認をやってみた。

時間をかけて色々やってみれば他に何か問題が出るかもしれないが、その時はその時だ。

とりあえずこのまま使おうと思う。


Windows10 RS5 が公開される
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-10-03
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