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Intel製のビデオチップを載せたカードが帰って来る [ハードウェア]

二十年の時を経て、あのIntelのビデオチップを載せたビデオカードが帰って来る。

Intelは過去、ハイエンドビデオカード市場に挑戦的な製品を投入した事がある。

当時投入されたそれは、i740というチップ。

だがチップの開発は難航し、市場に出た時には時代遅れだったばかりか、もしスケジュール通り出たとしてもハイエンドには少々届かない性能でしかなかった。

なので、Intelはその後i740を基本としたグラフィックスコアをチップセットに内蔵し、たったの一製品を投入しただけでビデオカード市場から撤退してしまった。

あれから約二十年。
Intelは2020年にディスクリートGPUを投入する事を発表した。


Intel、2020年に「i740」以来の“単体GPU”投入を予告
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/yajiuma/1127340.html


記事にもあるように、昨年IntelはAMDよりRadeonシリーズのアーキテクトであり、開発責任者でもあったRaja Koduri氏を引き抜いている。

AMDの行方
https://17inch.blog.so-net.ne.jp/2018-04-27

あの時点でこうなる事は時間の問題だったかもしれない。

私は、Core i シリーズのGPUを強化するためだと思っていたのだが。

いずれにしろこのような発表がなされた以上、どのような製品が市場に出てくるのか我々消費者は克目して待つべきだろう。なにしろあのIntelとRadeonのアーキテクトが手を結んだのだ。


もう10年近く、AMDとNVIDIAの二強に寡占されているビデオカード市場である。

個人的には今でもVIA傘下で細々と活動するS3から、Chromeの後継チップでも出たらなァと思ってはいるが。

まあ、期待外れになる可能性もあるが、まずはお手並み拝見といこうか。


参考:

S3 Chrome
https://ja.wikipedia.org/wiki/S3_Chrome


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