SSブログ

AMDの7nm製品は今年中に出るらしい [CPU]

この記事によると、AMDは7nm世代のVEGAを今年中に出荷するらしい。


第2世代Ryzen Threadripperは衝撃の32コア(以下略
https://news.mynavi.jp/article/20180606-642693/


記事によると“消費電力を半減させ、性能を1.35倍に出来る”らしいが本当だろうか。
だとしてもGeforceの対抗とするには少々心許ない気が。
何故なら今年中に出るはずの、10nm世代のGeforceに勝てるかは微妙な気がするからだ。

だが過去のRadeonに採用されて、その後AMDだけでなくNVIDIAでもゲーム用カードでは採用が見送られていたHBM採用が復活する。搭載容量も驚きの32GBだ。

次のハイエンドRadeonは、性能が段違いで上がるだろうが価格も大きく上がりそうな予感がする。


このようにビデオチップの7nm化が一足先に実現する一方で、7nmなCPUの方は過去に発表されたスケジュール通り、2019年中の出荷が予定されていると発表された。

記事中には次のEPYCがZEN2コアで出るという話が書かれていて、これがRYZENではないのはサーバー用のCPUが優先されるからだと思われる。

現在7nmのチップ生産に利用されるリソグラフィは従来のArF液浸露光なので、回路の焼き付けに何度も露光を繰り返さなければならない。そのために必要な「マスク」という遮光板は非常に高価であり、増えた枚数分は工程にかかる時間と共にコスト増の要因になる。

従って、歩留まりが低い内は安価な一般向けのCPUではなく、高価なサーバー向けに回す方が経営上健全な判断だと思う。もしこれがIntelならば、必要とされるCPUの数がケタ違いなので出荷延期となるかもしれないが、AMDならば需要がIntelよりもはるかに低いところから徐々に伸びていくので、その分歩留まり改善を見込んだ早期出荷が可能という見方も出来る。

実際の歩留まりが来年予定されている出荷予定日までにどの程度になるかはわからない(それ以前に歩留まりがどの程度かなど発表もされないから出荷状況から想像するしかない)が、余裕があれば同時期にRYZENにもZen2コアが回ってくる可能性もゼロではないかもしれない。



nice!(2)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット