AMDの“Mendocino” [CPU]
まァ、もう古いネタなのだが。
AMDは新たにローエンドモバイルPC向けのAPUを発表した。
その名も“Mendocino”。
“Mendocino”と言えば、かつて一世を風靡したCeleron 300Aの事。
もう20年以上前の話なので、AMDが使っても問題は無く、当時のブームに肖っての命名なのだろうか。
さて、私が興味を惹かれるのはコードネームだけではない。
具体的にはCPUコアとGPUコアの組み合わせで、CPUコアは今となっては時代遅れのZen2、一方でGPUコアは現在最新のRDNA2である。
これは何を意味するのか。
Zen2といえば歴史に残る高性能CPUコアではあるが、Zen4を控える今となっては明らかに時代遅れ。
しかもモバイル向けの省電力CPUコアという視点で見ても、登場した当時でさえ時代遅れの代物である。
一方でGPUコアのRDNA2は最新のアーキテクチャであり、性能と省電力のバランスが非常に優れている。
なので、なんとなくアンバランスな組み合わせに思える。
しかし私は、このようにも思う。
省電力性で劣る時代遅れのZen2コアも、省電力性という点に関しては当時のまま実装されるワケではないだろう。
そしてダイに占める面積が最先端のCPUコアよりも少なく、しかし性能的にはIntelの競合製品に劣るものではない、という利点がある。
さらにGPUに関しても、熟成の結果獲得した高性能と省電力のバランスを持つRDNA2である。
この組み合わせが、2022年以降の1~2年間でローエンド製品としてどうなのか、と言ったら。
十分に通用すると思う。
問題は価格であるが、現在のAthlonと同程度であれば価格対性能比でかなり上昇する。
なにしろ現在売られている7~10万円程度のノートパソコンの性能が、ローエンドの価格帯である5~6万円程度まで下りてくるのだ。
もしAMDの“Mendocino”が出たら、IntelのCeleronが持つシェアをかなり奪う可能性があると思う。
AMDにとっては利益の薄い商いになるかもしれないが、実需の8割はこうしたローエンド製品で十分という考えを持つ私には、数が出るのであれば馬鹿に出来ない大きな利益になると考えている。
AMDは新たにローエンドモバイルPC向けのAPUを発表した。
その名も“Mendocino”。
“Mendocino”と言えば、かつて一世を風靡したCeleron 300Aの事。
もう20年以上前の話なので、AMDが使っても問題は無く、当時のブームに肖っての命名なのだろうか。
さて、私が興味を惹かれるのはコードネームだけではない。
具体的にはCPUコアとGPUコアの組み合わせで、CPUコアは今となっては時代遅れのZen2、一方でGPUコアは現在最新のRDNA2である。
これは何を意味するのか。
Zen2といえば歴史に残る高性能CPUコアではあるが、Zen4を控える今となっては明らかに時代遅れ。
しかもモバイル向けの省電力CPUコアという視点で見ても、登場した当時でさえ時代遅れの代物である。
一方でGPUコアのRDNA2は最新のアーキテクチャであり、性能と省電力のバランスが非常に優れている。
なので、なんとなくアンバランスな組み合わせに思える。
しかし私は、このようにも思う。
省電力性で劣る時代遅れのZen2コアも、省電力性という点に関しては当時のまま実装されるワケではないだろう。
そしてダイに占める面積が最先端のCPUコアよりも少なく、しかし性能的にはIntelの競合製品に劣るものではない、という利点がある。
さらにGPUに関しても、熟成の結果獲得した高性能と省電力のバランスを持つRDNA2である。
この組み合わせが、2022年以降の1~2年間でローエンド製品としてどうなのか、と言ったら。
十分に通用すると思う。
問題は価格であるが、現在のAthlonと同程度であれば価格対性能比でかなり上昇する。
なにしろ現在売られている7~10万円程度のノートパソコンの性能が、ローエンドの価格帯である5~6万円程度まで下りてくるのだ。
もしAMDの“Mendocino”が出たら、IntelのCeleronが持つシェアをかなり奪う可能性があると思う。
AMDにとっては利益の薄い商いになるかもしれないが、実需の8割はこうしたローエンド製品で十分という考えを持つ私には、数が出るのであれば馬鹿に出来ない大きな利益になると考えている。
2022-06-02 20:53
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0