半導体不足はまだまだ続く [ハードウェア]
まず、記事タイトルに関する内容を書く前に一つ。
後で読み返すと確実に気分を害する記事のいくつかを削除した。
つまらない事は早く忘れる事にする。
さて、気を取り直して。
昨今のコロナ騒ぎを発端に始まった半導体不足問題。
この問題、今では原因となる要素が非常に多くかつ複雑な様相を呈して来たため、どうやらまだ当分続くようだ。
なにしろ国家間の覇権争いや各地で起きている様々な紛争が絡んで、半導体の製造に必要なエネルギーや原材料の調達にも影響が出ているのだから。
そのうえ自動車のEV化、ブロックチェーンに関する諸事情、情報化社会のさらなる高度化なども絡み、さらに気候変動の影響で経済や生産活動に滞りが散見される有様。
こうした現在のあまりに混沌とした世情は、1999年に来ると言われた世紀末が今から始まるのではないかと思うほどだ。
202x年、世界は馬〇の暴挙に飲み込まれた!
なんて具合に。
それから、世界的な物価高により拍車をかけているのがエネルギー問題で、太陽光だ、風力だ、EVだ、と騒いでいる事が完全に裏目になっている。
やるのは良いのだが、あまりにも視野狭窄かつ近視眼的な再生可能エネルギーの普及促進は、人類にとって毒にしかなっていない。
どんな薬も、効き目を期待して多く飲むと毒になるのと同じだ。
ちなみに、一時期話題になった味の素の“Abfフィルム”の問題は、素材である“Abfフィルム”よりも、これを使って基盤を生産する方が間に合っていないのだそうだ。
台湾にあるそうした基板生産を行っている企業は、その影響もあって株価が3倍になったとか。
そして、足りないのはパソコンやスマートフォン向けの最先端半導体よりも、20nmクラス以下の最先端ではない半導体の方が圧倒的だそうで、TSMCが熊本に20~28nmの製造工場を建てるのも、そういう背景があるそうだ。
まあそんなワケで、半導体といっても分野が広く、CPUやSoCなどの論理回路を集積したものだけでなく、電源や電波などを制御するためのアナログ用の製品もあったりで、その時々の事情であっちが足りないかと思ったらこんどはこっちが、という風にもなっているらしい。
そんなこんなで半導体不足はまだ数年は続きそう、というのが私の感想。
パソコンの分野では新製品の発表が続いており、景気が良さそうな雰囲気ではあるが。
まだしばらく、パソコンは今までと同じかそれ以上に、半導体不足の影響を受けるのかもしれない。
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