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ファブリック素材ではなく布と言え! [雑談]

最近そこかしこで目立つようになっている単語がある。

それは「ファブリック素材」

少なくとも私の目に入る範囲で使われるのは、椅子やソファなどの家具類に多い。


初めて目にした時にはなんの事か一瞬考えたが、モノを見て「ああ、布の事か」と理解した。

それからしばらくは目にしても特に気にはしなかったが、やはり何か違和感が残る。

素直に「布」と言えば良いところをわざわざ横文字にするとは。

しかも、問題は素材の布がどういう物かなのに、普段使う事が無い横文字のおかげでその説明が曖昧でも良い素材であるかのように感じてしまう。


ファブリックとするのは何故?と疑問が湧いたので色々考えたが、思い至ったのは印象操作だ。

例えば※「ゲヴェルクシャフト」という名前を見たら、この単語の意味を知らない日本人は何を想像するだろうか。

あえて具体的な例は挙げないが、それぞれの人生で得た知識や経験からいいかげんな想像をするのではないだろうか?

このように人間は勝手な思い込みが得意な生き物で、知らない事や理解出来ない事を自分に都合が良いように解釈する。

こうした事から、一般にあまり知られていない別の文化圏から単語を拝借して命名すると、客は勝手な思い込みと勘違いで物欲を掻き立て、購買行動につながるのだ。


実際に見て触れてみれば単に布が使われているものを、わざわざファブリックなどと。

何か気持ちが悪いから、ファブリック素材ではなく布と言え!

と思う。


※ドイツ語で「労働組合」の事。


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