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こんな時代もあった [ハードウェア]


最近私物の古いデバイスを整理しているのだが、それらに関する情報を調べていると必ずヒットするWebページが存在する。

それは「アキバPC Hotline」の、編集部員が秋葉原で見つけた新製品や調べた相場を毎週掲載しているものだ。

今回はその内の一つを紹介する。

お買い得価格情報(通信販売版)1998年1月19日号
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/hotline/980117/t_price.html


今見るとなにもかもが懐かしい。

当時は何度か秋葉原まで買い出しに行ったが、そういえばこんなものもあったと思い出す。

その中でまずCPUの値段に注目する。

当時発表されたばかりの、“AMD K6 266Mhz”「59,800円」という予価で出ている。

私はその半年くらい前にMMX Pentium 166Mhzを2万円ほどで買って250Mhzくらいにオーバークロックして使っていたが、その頃は最上位のMMX Pentium 233Mhzは5万円以上していたし、出たばかりのPentium IIなどそれ以上していたはずで、とても手が出なかった覚えがある。

とはいえ、その時パソコン一台分組み立てるために部品を揃えたのだが、用意した30万円は全て使い切った。

他には書き込みの出来ない“CD-ROMドライブ”が一万円以上していたり、5inchのハードディスク“Big foot”が売られていたり。

また、21inchのCRTディスプレイが128,000円で出ていたりするが。

それから半年もしない内に10万を切って、飛びついて買った記憶もある。


ハードディスクを見ると、この1年ほど前は1GB=1万円と言われていたのがかなり安くなって、4.3GBで約28,000円とか。

現在では1GB当たりの単価は3円程度なので、20年以上という時の流れを強く感じる。


まあ、こんな感じで昔は部品の単価が今と比べて非常に高かった。

が、CPUの値段は今とそれほど変わらないように思える。

今回わざわざこんな昔話を引っ張り出したのも、最近のCPU価格が一時期と比べて随分高くなったと思っていたが、23年前は今とそれほど変わらなかったのだな、と思ったからだ。

ただ、当時と今では絶対的な差異がある。

それはローエンドのCPUをオーバークロックする事でハイエンドCPUの性能が得られた事。

先に書いたMMX Pentium 166Mhzも、値段が倍以上する最上位機種と同じ233Mhzで当たり前に動いた。

それが今では絶対に不可能なわけで。

そう思うと、何かつまらなくなったなァと思う。


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