Windows 95の誕生から25年 [OS]
去る8月24日(現地時間)、米Micro$oft社がWindows 95の誕生25周年を記念する記事を掲載した。
Looking back?The 25th Anniversary of Windows 95
https://blogs.windows.com/windows-insider/2020/08/24/looking-back-the-25th-anniversary-of-windows-95/
・・・あれからもう四半世紀が過ぎたのか。
当時の私は、マスコミの煽りで興奮した日本国民が日本中でWindowz95を買い求めているニュース映像を冷めた目で見ていたものだ。※マスコミに日本人を煽らせたのは当然Micro$oftだと思う。
なにしろ、買い求める客の一部はパソコンすら持っていない人達で、さらにパソコンは持っていてもインストール出来ない機種だったりと、もうメチャクチャだったのだ。
ちなみに私は騒動が落ち着いてからWindowz95を買ったが、デバイスドライバの完成度があまりにも低くて不安定なため、使用を断念した記憶がある。
結局マトモに動くようになったのは買ってから半年以上過ぎた頃だったように思う。
また、Windowz95自体もあまり出来が良い物ではなかった。
とにかくリソース不足でよく落ちるし、デバイスドライバの問題で不具合が起きると修復が困難で、長くても数か月に一度クリーンインストールが必要だった。(まあアプリケーション側もバグが多かったという話もあるが・・・)
なので環境構築が終わって安定している環境を、MOにハードディスクの中身を全部コピーする事でバックアップ、問題が起きればそれを書き戻す、という事を良くやっていた。
だがしかし、それもWindowz95のリビジョンが上がるにしたがって安定性は向上。
特に“OSR2”と俗に呼ばれたものは完成度が高く、私はWindowz98が出るまでお世話になった。(他にもOSR2.1とか2.5なんかもあった気がする)
この頃にはメルコ(現BUFFALO)やIO-DATAなど、周辺機器を出していたところもデバイスドライバの品質が上がり、またPlug & Playによるハードウェア自動設定の普及(それまでハードウェアのIRQやDMA、ポートアドレスなどの設定変更は手動で行っていた)のおかげで格段にトラブルが減った事もWindowz95の安定に大きく寄与していた事は言うまでもない。
さらにレジストリに関する情報など、安定性向上の為のテクニックやノウハウが積み上げられ、それらが公開されていた事も大きい。
だがそれでも私のようなパワーユーザーは、使用期間が延びると不安定になるため再インストールを余儀なくされていたのだが。
とまあ、思い出話はこのくらいにしておこう。
とにかく、苦労が絶えなかったWindowz95は、販売が始まってから25年にもなる。
日本国内では確か11月からの発売だったと思うので、ほとんどの日本人にとってはあと数か月先の話しかもしれないが。
色々な意味で今年はWindowzの歴史の一区切りになる年だなぁ、と思った。
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