「M-MT1BRSBK」というトラックボール [ハードウェア]
先日、久々に興味を引くトラックボールを発見した。
ブツはエレコムの「M-MT1BRSBK」。
M-MT1BRSBK
https://www.elecom.co.jp/products/M-MT1BRSBK.html
これはBluetooth接続専用なので、Bluetoothでの通信機能を持つ端末でしか使えない。
また、本来ノートパソコンと共に持ち歩いて使うタイプのトラックボールであり、マウスと比べると大型の物が多いトラックボールの中では小さい部類である事が特徴である。(ごろ寝マウスのような特殊タイプのトラックボールはさらに小さいが。)
しかし小型故に占有ペースが小さく、手狭な場所で使いやすいため、デスクトップパソコンと組み合わせても悪くはないと思った。
現在の販売価格は6000円前後と一般的なBluetooth接続のマウスと比べて倍の価格だが、トラックボール好きな私は迷わずに購入。
早速使ってみた。
使い始めは、あまりの小ささにかなり使い辛い印象。
私の手が一般的な日本人のサイズと比べてかなり大きい事もあり、慣れるまで多少の時間を要した。
しかし慣れるとメインPCで使う「M-XT3DRBK」と同様に使えるようになった。
ある程度慣れた所で良い点と悪い点を探す。
良い点はボールの動きが非常になめらかな事。直径2.5mmの大型人工ルビーを支持球に使う事を売りにしているだけはある。
カーソルの操作性も、ボールが小型化した割には悪くない。少なくともテキスト編集で目的の位置に移動したり、GUIの各種ボタンをクリックする時にカーソルを合わせ辛いと感じる事は無かった。
また、ボタンとホイールの操作性も比較的良い部類になる。理由はボタンが水平よりもやや右下がりに配置されているためだと思う。
売りの一つであるサイドボタンは、私が使う事がまったく無いので評価出来ない。
さらにここが良い、とは言えないのだが、「M-XT3DRBK」に存在する“ボールを他社製に交換しないと使い物にならない欠陥”がなさそうな事も良いと思った。
まあ、ボールの件は不具合が無いのが当たり前だが。
そして小型の利点。
持ち運びでかさばらないとか、ノートパソコンのキャリングバッグに入れやすいとか、そういう利点は見ただけでわかるが、デスクトップパソコンでも場合によっては利点になる事を実感。
ほんの2cm程度幅が小さく、奥行きが3cm程度短いだけでこうも手元が広く感じるのかと。
あと1cm、キーボード側に寄せて使いたい、そう思った事が何度かあるが、そういう時にもこの大きさは役に立つ。
小型故の使いにくさというトレードオフが無ければ、これをメインに使いたいと思うほどだ。
左から、M-MT1BRSBK、M-XT3DRBK、M570。M-XT3DRBKはPerixx製トラックボールの
交換部品として売られている34mm径のボールに交換している。
電池が乾電池1本というのも良い点で、この手の小型マウスなどは単4乾電池2本が多い事を考えると非常に好感が持てる。
が、その代償として電池の持ちに大きな影響を与えているが。
さて、次は欠点である。
一つは電池の持ちが悪い事。
カタログ値で想定電池使用期間100日、連続動作48時間というのはあまりに心許ない。
用途がモバイルだからあまり問題にはならないかもしれないが、ロジクールのM570が18か月持つ事に慣れた過去を持つ身としてはかなりの不満だ。
ちなみに「M-XT3DRBK」はM570並みに電池の持ちは良いので、この点で不満はない。
とはいえ、電池交換の頻度についてはエネループなどの自己放電が少ないニッケル水素充電池を使う事で、経済性と電池の補充問題は回避出来るが。
それからさらに一つ、ペアリングしただけの状態で使うと1時間前後でマウスカーソルが操作不能になる事が問題だ。
これはBluetoothの省電力機能がマトモに機能しない事が理由。
よって、デバイスマネージャでBluetoothの電源管理を開き、「電力の節約のために~」のチェックボックスを外せばよい。
Bluetoothの電源管理でこのように設定する。
これはBluetoothのハードかデバイスドライバとの相性問題であるかもしれないので、環境によっては出ない問題かもしれない。
そして最後は大きさ故の問題で、私にはいささか小さ過ぎる様で長時間の使用は少し辛い。
親指から中指までをボールとボタンの操作しやすい位置に維持するため、小指と薬指の背をトラックボールの上に当てているのだが、これが結構疲れるのだ。
やはり比較的短時間の使用となる、モバイル用と割り切るしかないのか。
以上、短時間ではあるが使ってみて思った事を書いた。
私はロジクール信者で、マウスは今でもロジクールが一番良いと思っている。トラックボールもかつてはそうだったが、M570のマイクロスイッチが中国製の安物で、一年かそこらでチャタリングを起こす事から現在はエレコム製を使うようになった。
エレコム製はロジクール製と比べると品質面で数段劣るが、中国産とはいえマイクロスイッチがOMRON製である事と、最大の問題点であるボールの不具合は交換すれば起きない事から今でも使い続けている。
このような背景から、今回買った「M-MT1BRSBK」も長期間使った場合、今はまだ出ていない問題が出る可能性はある。
とりあえず今の使い道は、DeskMini A300で使うか、出先でノートパソコンが必要な時に持ち出すか、後はスマートフォンやタブレットで使うか。
小さいので気兼ねなく持ち歩けるから、やはり製品コンセプト通りに出先で使う事が主になるかもしれない。
ブツはエレコムの「M-MT1BRSBK」。
M-MT1BRSBK
https://www.elecom.co.jp/products/M-MT1BRSBK.html
これはBluetooth接続専用なので、Bluetoothでの通信機能を持つ端末でしか使えない。
また、本来ノートパソコンと共に持ち歩いて使うタイプのトラックボールであり、マウスと比べると大型の物が多いトラックボールの中では小さい部類である事が特徴である。(ごろ寝マウスのような特殊タイプのトラックボールはさらに小さいが。)
しかし小型故に占有ペースが小さく、手狭な場所で使いやすいため、デスクトップパソコンと組み合わせても悪くはないと思った。
現在の販売価格は6000円前後と一般的なBluetooth接続のマウスと比べて倍の価格だが、トラックボール好きな私は迷わずに購入。
早速使ってみた。
使い始めは、あまりの小ささにかなり使い辛い印象。
私の手が一般的な日本人のサイズと比べてかなり大きい事もあり、慣れるまで多少の時間を要した。
しかし慣れるとメインPCで使う「M-XT3DRBK」と同様に使えるようになった。
ある程度慣れた所で良い点と悪い点を探す。
良い点はボールの動きが非常になめらかな事。直径2.5mmの大型人工ルビーを支持球に使う事を売りにしているだけはある。
カーソルの操作性も、ボールが小型化した割には悪くない。少なくともテキスト編集で目的の位置に移動したり、GUIの各種ボタンをクリックする時にカーソルを合わせ辛いと感じる事は無かった。
また、ボタンとホイールの操作性も比較的良い部類になる。理由はボタンが水平よりもやや右下がりに配置されているためだと思う。
売りの一つであるサイドボタンは、私が使う事がまったく無いので評価出来ない。
さらにここが良い、とは言えないのだが、「M-XT3DRBK」に存在する“ボールを他社製に交換しないと使い物にならない欠陥”がなさそうな事も良いと思った。
まあ、ボールの件は不具合が無いのが当たり前だが。
そして小型の利点。
持ち運びでかさばらないとか、ノートパソコンのキャリングバッグに入れやすいとか、そういう利点は見ただけでわかるが、デスクトップパソコンでも場合によっては利点になる事を実感。
ほんの2cm程度幅が小さく、奥行きが3cm程度短いだけでこうも手元が広く感じるのかと。
あと1cm、キーボード側に寄せて使いたい、そう思った事が何度かあるが、そういう時にもこの大きさは役に立つ。
小型故の使いにくさというトレードオフが無ければ、これをメインに使いたいと思うほどだ。
左から、M-MT1BRSBK、M-XT3DRBK、M570。M-XT3DRBKはPerixx製トラックボールの
交換部品として売られている34mm径のボールに交換している。
電池が乾電池1本というのも良い点で、この手の小型マウスなどは単4乾電池2本が多い事を考えると非常に好感が持てる。
が、その代償として電池の持ちに大きな影響を与えているが。
さて、次は欠点である。
一つは電池の持ちが悪い事。
カタログ値で想定電池使用期間100日、連続動作48時間というのはあまりに心許ない。
用途がモバイルだからあまり問題にはならないかもしれないが、ロジクールのM570が18か月持つ事に慣れた過去を持つ身としてはかなりの不満だ。
ちなみに「M-XT3DRBK」はM570並みに電池の持ちは良いので、この点で不満はない。
とはいえ、電池交換の頻度についてはエネループなどの自己放電が少ないニッケル水素充電池を使う事で、経済性と電池の補充問題は回避出来るが。
それからさらに一つ、ペアリングしただけの状態で使うと1時間前後でマウスカーソルが操作不能になる事が問題だ。
これはBluetoothの省電力機能がマトモに機能しない事が理由。
よって、デバイスマネージャでBluetoothの電源管理を開き、「電力の節約のために~」のチェックボックスを外せばよい。
Bluetoothの電源管理でこのように設定する。
これはBluetoothのハードかデバイスドライバとの相性問題であるかもしれないので、環境によっては出ない問題かもしれない。
そして最後は大きさ故の問題で、私にはいささか小さ過ぎる様で長時間の使用は少し辛い。
親指から中指までをボールとボタンの操作しやすい位置に維持するため、小指と薬指の背をトラックボールの上に当てているのだが、これが結構疲れるのだ。
やはり比較的短時間の使用となる、モバイル用と割り切るしかないのか。
以上、短時間ではあるが使ってみて思った事を書いた。
私はロジクール信者で、マウスは今でもロジクールが一番良いと思っている。トラックボールもかつてはそうだったが、M570のマイクロスイッチが中国製の安物で、一年かそこらでチャタリングを起こす事から現在はエレコム製を使うようになった。
エレコム製はロジクール製と比べると品質面で数段劣るが、中国産とはいえマイクロスイッチがOMRON製である事と、最大の問題点であるボールの不具合は交換すれば起きない事から今でも使い続けている。
このような背景から、今回買った「M-MT1BRSBK」も長期間使った場合、今はまだ出ていない問題が出る可能性はある。
とりあえず今の使い道は、DeskMini A300で使うか、出先でノートパソコンが必要な時に持ち出すか、後はスマートフォンやタブレットで使うか。
小さいので気兼ねなく持ち歩けるから、やはり製品コンセプト通りに出先で使う事が主になるかもしれない。
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