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SSD-PL480U3-BK/Nの中身はQLC [SSD]

先日某通販サイトで安かったので、バッファローのSSD-PL480U3-BK/Nを買った。

買った値段は¥4,880。

この件について私の興味は一つ。

この手の外付けHDD/SSDは、普通2.5inchフォームファクタのドライブをSATA-USB変換基盤を介してUSB接続とする。

なので、一体中身はなんなのか、と。

何時かのハードディスクおみくじと同様の動機なのである。


で、結果は以下の通り。

PL480U3_1.jpg
写真の写りが悪いが、中身は想像通り2.5inchフォームファクタのSSDが入っていた。

分解は薄い金属板で筐体のスキマを広げるだけで、外付けSSDの外郭と中身の2.5inch SSDの両方とも分解出来た。

ネットで色々調べると中身はCrucialのOEM製品のようで、MX500の亜種である模様。

ただし単品販売のMX500はNAND FlashがTLCであるのに対し、この製品はQLC NANDを使っている。

TLC NANDを使ったSSDと比較すると、耐久性は容量の1/4以下、今回の480GBならばTLCの120GB相当と思えばいい。※ただしTLCでも耐久性を犠牲にした設計の物や安物の選別落ちチップを使うSSDは480GBクラスでも200TBW以下が多い

実際QLC NANDを使う製品のSSDは容量480GB程度の場合、保障される書き込み容量は100TBW程度だ。

もちろんこれはSLCキャッシュをフル活用した場合で、記憶容量の半分以上を使った場合は空き容量が減るほど耐久性は落ちていく。

SSDメーカーの定義する“普通の使い方”であればなんの問題も無いが、書き込み頻度が多い使い方をすれば寿命は二次曲線的な勢いで減っていく事は間違いない。

そういった点を考慮すると、QLC NANDを使ったSSDは、書き込み頻度の少ない外付けストレージに向いた製品であると言える。

ただしデータの蒸発を考えてバックアップは絶対に必要だが。


以下は2.5inch SSDの筐体内に入っていたSSD本体の写真。
PL480U3_2.jpg
2.5inch筐体と比べても小型の基盤。基盤がネジ止めすらされていない安価な作りだ。

PL480U3_3.jpg

コントロ-ラチップはSM2259XTで、QLC対応DRAMレスの安物コントローラである。
また、NAND FLASHはMicronのQLC NAND、「9PA2D NW946」が2個載っている。これで480GB・・・

写真は撮らなかったが、裏面は表面同様に4ヵ所のNAND Flashチップを載せるパターンがあるので、最大で1920GBのSSDをこの基盤で製造出来る事になる。


というワケで。

QLC NANDだった事が残念だったが、知りたい情報が得られただけで良しとしておくか。

コレの使い道は、現在2ndドライブにハードディスクが入れてあるパソコンに対し、ハードディスクと交換して使うつもりである。


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