SSブログ

Ryzen 9 3950Xの速報レビュー記事を読んで [CPU]


先日全コア5GhzのCore i9 9900KSが出たが、あれには多くの人が失望した事だろう。

全コア5Ghzが維持出来るのはたったの30秒ほどで、長時間高い負荷がかかる用途では通常の9900Kの方が高性能な場面すらあったためだ。

ただ瞬発力はあるため、処理の内容によっては9900Kよりも数%の能力向上があった。

だが実質的なプレミアムは、単に全コア5Ghzというカタログスペックだけ、というのが実情だ。


一方で発売時期が2か月も伸びたRyzen 9 3950X。

こちらは発売日に先立って早くもレビュー記事が出ていた。

メインストリーム最上位に君臨する「Ryzen 9 3950X」をテスト
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/1218408.html

Ryzen 9 3950Xの性能を評価する【速報レビュー】
https://news.mynavi.jp/article/20191114-923663/

【速報】Ryzen 9 3950Xを速攻ベンチマーク! ついにRyzenは9980XEをも食らう!
https://ascii.jp/elem/000/001/975/1975454/?topnew=1


各メディアの出した結論をまとめると、私が想像していたよりも消費電力が低く、かつシングルもマルチも3900Xより性能向上が見られるという事。

マルチはコア数が増えたのだから当然としても、シングルまでもが上がっているのはカタログデータ通りに動作周波数の上限が上がっているからなのだろう。

それにしても、ベンチマークの数値を見ると3900Xを買った人の多くが、3900Xを選んだ事を後悔するかもしれないと思った。

それほどに性能差が大きく、性能のわりに省電力であるのだ。

当然に、Intel製のCPUと比較した場合はIntelが可哀想になるほどで、今後はゲーム以外の用途でより多くの顧客がRyzenに流れる事になるかもしれない。


まあ、性能と消費電力に関しては2ヶ月間発売を延期しただけの事はあると思う。

その間にこの性能を実現可能な選別コアを、Romeのおこぼれの中からせっせと掻き集めていたワケだ。
(他にもAGESAのバージョンが上がるまで出せなかったという理由もあるが)

さあ、あとはThredripperがどんなモノに仕上がっているかだ。

なんにせよこれだけの性能を発揮するCPUがあれば、AMDはIntelが追い付いて来るまでの時間稼ぎが多少なりとも出来る事だろう。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。