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Zen2なThredripper 3970X [CPU]

昨日はR9 3950XとAthron 3000Gの発表について記事を書いたが、実は同時に新しいZen2のThredripperも発表されている事に、今日気が付いた。

AMD、第3世代Ryzen Threadripperの驚愕的なスペックを公開
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1216991.html


最上位の「3970X」は、32コア/64スレッドでベース3.7Ghz/ターボ4.5Ghzという驚異的なスペックで、お値段はたったの1999ドルだという。

マザーボードとセットで30万円程度で買えるのだろうか?


30万円といえば、私が初めてPC/AT互換機を、部品を買い集めて組み立てた時の予算だ。

当時はローエンドのメーカー製PC(もちろんATXの大きなタワー型だ)が20万円前後、ハイエンドは余裕で30万超えだったが、私は当時のパソコンが標準装備していたCD-ROMドライブではなく、どうしても“CD-Rドライブ”が欲しかった。

その頃CD-Rドライブは一般PC向けに市販されてからまだ2~3年と短く非常に高価で、6万~10万といった値段であり、しかもSCSIというインターフェイスを持つ物しか無かった。

結局ストレージはハードディスクとCD-Rドライブ双方をSCSIの物で揃えて、SCSIインターフェイスカードも入れると14万円ほどになったと思う。 (その代わりCPUはローエンドのMMX Pentium 166Mhzだったが。)

CPU以外の構成を考えると市販パソコンでは40万円を超える内容になり、30万程度で済んだ事で非常に安く買えたと喜んだものだ。


その頃の感覚がまだ少しばかり残る身としては、パソコンも随分安くなったものだと。(1式100万超えの時代も記憶にあるが、当時はまだ子供だったからなぁ)

まあ、当時は高価だが特別な道具としての価値があった(特にあの頃はCD-Rを持っている人など周囲には誰も居なかった)が、今では生活必需品であり、単なる耐久消費財に成り下がっている。

だから10万円でも高価だと思う位だ。


こうした時代になり、ハイエンドワークステーションというべき位置付けのRyzen Threadripperを使ったパソコンが、組み立てようと思えば30万程度(CPUは3960Xを想定)で完成してしまうという事が驚きだ。

いや、型落ちのThredripperならもっと安くなるだろうが、それは置いといて。

2~3年前にASCIIか何かで、自腹を切ってIntel製CPU(確か12コアくらい)を2個使った100万円超えのワークステーションを組み立てる記事を見た記憶があるが、記事のために自腹でそんなに高価なパソコンを組み立てたその人は、今回発表されたThredripperを見てどう感じるだろう。

今回発表されたThredripper 3970Xを1個で組み立てても、あれの半値以下で2倍の性能位にはなるのではなかろうか。

コンピュータの世界は日進月歩で陳腐化も激しいとはいえ、恐ろしいものだ。



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