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Radeon RX5500は消費電力150W [ハードウェア]

先日、AMDの新しいビデオカード「Radeon RX5500」(以下RX5500)が発表されたという記事を見た。

記事にはスペック表が載っており、それには“150W(Total Board Power)”とある。

RX5500はエントリー向けの製品。

これで150Wなのか。


現在私はメインPCにRX570を使うが、コレも150Wという公称値。

スペック上の性能はRX5500と同等に思えるが、実際にゲームでの性能を比較するとRX5500の方が上になるような気がする。

根拠はNaviのアーキテクチャがゲーム性能重視になっているからだ。

しかしそれでも、150Wは消費電力が多すぎるように思う。

RX570よりも2/3程度まで減った計算ユニットで性能を出すために、1.8Ghzもの高い動作周波数で無理やり回しているからなのか。(恐らくRX570と同等の周波数で回せば消費電力は半減する。)

まあ、生産コストがとても高いArF液浸露光での7nmだから、チップのサイズを小さくする=計算ユニットを減らす事をしなければ採算が合わないのだろうが。

そういう意味ではRyzenと似た一面を持つと言える。


消費電力については他にも、同等性能のGeForceよりかなり高い事が受け入れ難い。

AMDはコストパフォーマンスでGeForceを上回るという説明をするが、大雑把に言って価格や性能で比較されるRX570とGeForce GTX1060では、消費電力は平均50W程度RX570の方が高い。

それと同じとして計算すると、1日2時間ゲームしたとして3円ほどRX5500の方が電気代が高く、これを365日続ければ1095円にもなる。
そう考えると1年か2年程度でコストパフォーマンスは逆転してしまうのではなかろうか。(私のように高負荷で使う事がほとんど無い場合、アイドル時の消費電力差は10W未満なのでそれほど大きな差にはならないが)


そんなわけで、私にとってはまったく魅力が無いRX5500。

価格もRX570より多少高いようだし、どう考えても買い替えする理由が見つからない。

今からこのような事を気にしても詮無いが、実際に製品が出たらレビュー記事でも見てみよう。



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