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ビデオカードが高すぎる [ハードウェア]

ビデオカードの価格高騰が止まらない。

少し前はマイニング用途に使われる機種が中心に値上がりしていたが、現在は古いチップを使ったローエンド製品まで値上がり傾向だ。


こうした理由は、主にビデオメモリに使われるDRAMが品不足で価格高騰という説があったが、最近は他にも電解コンデンサなども品不足であるという。

DRAMにしろ電解コンデンサにしろ、部品が足りなければビデオカードの生産が出来ず、そのうえ本来と違った需要のおかげでさらに品不足に追い討ちと、価格高騰の理由が複数あるのでどうしようもない。


こうした部品の供給が追いつかない理由は、単に需要増というだけではないらしい。
DRAMに関しては事実上韓国の三星とSK、それにアメリカのMicronの3社のみが供給している状態だが、増産すると急な需要減により相場が崩壊した時の損失を恐れて生産設備の増強が出来ないようだ。それにDRAMを製造している会社は現在この特需と価格高騰によって莫大な利益を上げている。他に参入出来る会社も無いため、競争の原理も働かないというワケだ。

またコンデンサ類に関しては中国での需要増があまりに急激である事が理由らしい。
あるネットの記事では電気自動車に使われているという話だったが、それだけではあるまい。
中国ではありとあらゆるところにコンピュータの入ったデバイスが浸透しているから、そうしたものを作る為に電子部品の内中国国内で生産が出来ないか、出来ても品質の問題などで輸入に頼らざるを得ない。
そうすると他の国での需要に影響が出るというわけだ。


一方でSSDなどに使われるNAND Flashは値下がりしているかもしれない。
理由はSSDの価格が下がりつつあるから。
昨年までは3D NANDの生産が追いつかずにいたが、今年に入って東芝の工場が本格稼動を始めたのだろう。また、三星ではNAND Flashへの投資が爆増中の中国に対抗して増産体制にあるという。中国製のNAND Flashが世の中に出回る前に、そうした需要そのものを押しつぶす作戦らしい。


まあそんなわけで、当分はビデオカードにしろメインメモリのDDR4にしろ、必要になったら高い買い物になる事を我慢するしかないようである。


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