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CPU脆弱性問題は結局どうなのか [セキュリティ]

1月3日のニュースを発端に、主に業界を騒がせている例の問題。

「Spectre」と「Meltdown」と名付けられたこれらは、結局末端の消費者である我々にどのような影響があるのか。

情報収集の結果、あくまで消費者の視点で言えば「直近のセキュリティに関する影響は無い」と言える。

とはいえ近い将来起こり得る問題は依然として存在するし、対策が行われない機器が少なくないという問題も残るが、「Spectre」は攻撃を成功させるハードルが高い事や、「Meltdown」はOSやブラウザ等アプリケーション側の対策でも攻撃を防げるので、“少なくとも自分自身がアップデートを適切に行えば大した問題ではないように思える。
また、CPUの処理能力が低い製品の場合そもそもこの問題の根源である“投機実行”の機能が存在しない場合が多いため、IoT機器の場合この問題が最初から無い製品が大半であるように思う。

従って、“よほどの事が無い限り”、この問題が重大な影響を及ぼす前に問題が解決される可能性が高いと私は考えている。


となると、末端の消費者である我々にとって関心事となるのはセキュリティよりも“対策による処理能力の低下がどうなのか”という事だ。


まず私の場合、スマートフォンの「VAIO Phone A」はCPUにCortex-A53が使われる“Snapdragon 617”が採用されているので、投機実行の機能が無いためこの問題はまったく影響を受けない。

パソコンに関してはメインのRYZEN5 1600Xを使うパソコンは「Meltdown」の影響を受けない。「Spectre」の影響は一部受ける可能性が存在するが、ソフトウェアの修正による速度低下は「Meltdown」のそれよりも少ないため、実質ゼロらしい。

またサブPCのA8-3870KはCPUコアがPhenomⅡ系であるが、これもRYZENと同様に対策後の影響はほぼ無いようだ。

ああ、AMDで良かった。


というわけで私の所有するパソコンにはほぼ影響が無い今回の問題。

インターネットサービスプロバイダや各種買い物サイト及びG Mail等のメールサービスなどに使われるサーバーが対策をしてくれない場合には情報漏洩などの影響を受ける可能性があるが。

ひとまず安心かなあとは思うが、引き続き警戒はしようと思う。


なお、私と違いIntel製のCPUを使うパソコンや、VAIO Pone A以外のスマートフォンを使う方は、以下の情報を参考に自分の責任で判断しよう。


Meltdown
https://ja.wikipedia.org/wiki/Meltdown

Spectre
https://ja.wikipedia.org/wiki/Spectre


Googleが発見した「CPUの脆弱性」とは何なのか。ゲーマーに捧ぐ「正しく恐れる」その方法まとめ
http://www.4gamer.net/games/999/G999902/20180105085/



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